営業メモの取り方|商談後1分で「言った・言わない」を減らすテンプレート

営業メモに何を書くべきか迷う人へ。商談後に残す5項目、案件情報と分ける理由、資料送付や次回連絡を忘れない書き方を、記入例とともに紹介します。

商談後1分の型

この記事で、先に押さえる3つのこと

  1. 1

    事実と解釈を混ぜない

  2. 2

    期限には日付を付ける

  3. 3

    正式記録の代わりにしない

✓
今日すること

次回訪問の前に必要な情報だけを、会社の規程に沿った場所へ一分で追記します。

営業メモを書くつもりで商談を終えたのに、次の予定やメールに追われて後回しになる。 夕方に見返すと「話は盛り上がった。資料を送る」としか残っていない。これでは、何を送るのか、いつまでに送るのか、誰が確認するのかが分かりません。

営業メモは議事録の写しではありません。次に相手と話すとき、同じ説明を頼まないための短い準備です。ここでは、商談後1分で残せる形を紹介します。

最初に分けるのは「会社の記録」と「会話の準備」

商談の金額、見積条件、契約、社内の決裁状況は、個人の手控えだけに置きません。会社で決められたCRM、商談管理、共有フォルダに残す必要があります。

一方で、次の会話の入口になる事実や、自分が返すと伝えた小さな約束は、会う前に見返せる形にしておくと役に立ちます。

残す場所 例 理由
会社指定の記録先 見積金額、契約条件、担当変更、決裁状況 正式な根拠・共有・監査が必要
会話の準備メモ 前回の結論、相手が確認したい点、自分の次の対応 次回の最初の会話を準備する
残さない 推測した事情、健康・家庭など不要な個人情報 本人の情報を必要以上に広げない

この線を先に引くと、「何でも個人アプリに集める」ことも、「何も残せず次回また聞く」ことも避けやすくなります。

商談後に残すのは5項目だけ

会議の流れを時系列で長く書くと、次に読めません。以下の5項目に絞ります。

項目 何を書くか 悪い例 良い例
日時と場面 いつ、どの場面だったか 今日会った 8月30日、オンライン30分
前回の結論 合意したこと/未決のこと 前向きだった まず1部署で試す案を社内確認
相手の確認点 次に答える必要がある点 質問あり 導入前の移行手順を確認したい
自分の約束 自分がする行動 資料を送る 公開済みの導入資料をメールで送る
次の確認 期限または次に聞くこと また連絡 9月3日までに送付。届いたか確認する

「前向きだった」は感想であり、次に何をすればよいかを決めません。相手が言った範囲と、自分が実行することを別にすると、曖昧な記録になりにくくなります。

そのまま使える営業メモのテンプレート

以下をコピーして、会った直後に空欄を埋めます。すべてを埋める必要はありません。分からない点は「未確認」と残します。

相手/日時・場面:

前回から決まったこと:

まだ決まっていないこと:

相手が次に確認したいこと:

自分の約束(行動・期限):

次回の最初に確認すること:

たとえば「資料を送る」と約束したなら、資料の名前まで書きます。送る前には、添付・宛先・版数を会社の手順で確認します。メモを完了にするのは、送信した直後ではなく、必要な完了確認を終えた後です。

「言った・言わない」を防ぐために、事実と解釈を混ぜない

人は商談中に聞いたことを、後から自然に補ってしまいます。「検討する」と聞いたことが、翌週には「導入する方向だった」に見えることがあります。

メモでは、言葉の強さを勝手に変えません。

相手が言ったこと:9月中に社内で検討する予定

自分の理解:開始日は未定

自分の約束:必要な資料の範囲を確認して送る

このように書けば、次回は「開始日が決まりましたか」と断定する代わりに、「社内でのご検討状況に変化はありましたか」と確認できます。

相手が話した趣味や近況も、次の会話のきっかけになります。ただし、本人が一度話したことを、変わらない性格や好みとして断定しません。「最近始めた」と聞いたことは、その日付と一緒に残します。

メモが続かないときは、入力量より開く場所を見直す

商談のたびに丁寧な記録を作ろうとして続かないなら、書く項目を増やすのではなく、次にどこで読むかを決めます。

  • 次回予定を確認したときに、相手のメモを開く
  • 資料送付の前に、自分の約束だけを見る
  • 商談開始前に、前回の結論を一文で読み直す

会う直前に探せない場所へ書いたメモは、内容が正しくても使われません。会社の正式情報は会社の記録先で確認し、そのうえで会話の準備を短く置く形が現実的です。

もし「送ると言ったのに送れていない」と気づいた場合は、営業で約束を忘れたときの対応を確認してください。再訪問の直前なら、商談前の3分チェックが使えます。

よくある質問

営業メモはどのタイミングで書くべきですか?

相手の前で入力する必要はありません。商談を終えた直後、次の移動やメールの前に、事実と自分の約束だけを短く残します。正式な報告が必要な内容は会社の手順に従います。

会話を全部書き起こす必要はありますか?

ありません。次回の会話で確認する必要がある事実、未決事項、自分が対応すると伝えたことを優先します。録音や詳細な個人情報を残す必要はありません。

個人用アプリに顧客情報を入れてもよいですか?

会社の情報管理ルールと契約上の取り決めを先に確認してください。金額、契約条件、顧客の機微な情報などは、許可された会社の保存先で扱います。

この記事を書いている人が作っています

商談の余韻が消える前に、次の約束だけ残す。

roloは、話したことと自分の約束を人ごとに見返すための個人用メモです。会社の案件情報や契約条件は、必ず会社指定のCRM・共有先で扱ってください。

10人まで。書き出しと削除は、どの段でもできます。

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