パーソナルCRMアプリの比較|Dex・Covve・Eightと日本語で使えるものの違い

パーソナルCRMを探して製品名で迷っている人へ。Dex・Covve・Eight・Contact Journalが実際に解いている仕事の違いと、日本語で使えるものが少ない理由を、2026年9月時点の事実で整理します。

選ぶ前に決める1つ

この記事で、先に押さえる3つのこと

  1. 1

    溜める・間隔・思い出すで分かれる

  2. 2

    日本語のものは少ない

  3. 3

    評価件数では選べない

✓
今日すること

自分が解きたいのは溜めることか、疎遠を防ぐことか、思い出すことかを一つ決めます。

「パーソナルCRM おすすめ」で調べると、Dex、Covve、Contact Journal といった名前が並びます。 どれも良くできていますが、**並べて比べても選べません。**解いている仕事が違うからです。

ここでは2026年9月時点の事実だけを置きます。 機能表は古くなるので、**変わりにくい「どんな仕事を解く道具か」**を軸にします。

まず、同じ棚に並んでいるが用途が違う

App Store で「パーソナルCRM」を検索したときに出てくるものを、実際に確認したのが下の表です。

アプリ 提供元 日本語 日本での評価件数 解いている仕事
名刺アプリ「Eight」 Sansan あり 35,816件 名刺を溜めて、会社名と人名で引く
Dex - Rolodex and Personal CRM Dana HQ なし 2件 連絡の間隔を管理し、疎遠を防ぐ
Covve - Personal CRM Covve Visual Network なし 2件 名刺読み取りと、連絡のリマインド
Contact Journal - Personal CRM Wouter Bron なし 0件 連絡先に日誌とファイルを紐づける
rolo 石田竜誠 あり 0件 会う直前に、前回の話を思い出す

(2026年9月10日、日本の App Store で確認。評価件数と対応言語は変わります)

**Eight だけ桁が違います。**ただしEightは名刺アプリで、パーソナルCRMではありません。 名刺に書いてあること以上は入らないので、「前回なにを話したか」は残りません。 用途が違うだけで、優劣ではありません。

3つの仕事に分かれる

並んでいるものを、解く仕事で分けるとこうなります。

1. 溜める — 名刺・連絡先を失わない

Eight が強い領域です。交換した名刺が会社名で引ける。 もらった情報を失わないことが目的で、会話の中身は対象外です。

名刺交換が多い仕事なら、まずここから入るのが自然です。

2. 間隔を管理する — 疎遠にしない

Dex と Covve が置いている考え方です。 「この人とは3か月連絡していない」を検出して、連絡を促します。

人脈を維持することが仕事に直結する人(採用、投資、営業開拓)に向きます。 逆に言うと、連絡の頻度が目的でない人には通知が重く感じます。

3. 思い出す — 会う直前の数分

会う前に「前回なにを話したか」「何を約束したか」を出す使い方です。 Contact Journal や rolo が置いている場所です。

頻度ではなく中身を扱うので、話した内容が残る作りかどうかが分かれ目になります。

日本語のものが少ない理由

上の表で分かるとおり、日本語で使えるものはほとんどありません。

日本では「人の管理」が名刺管理として発達しました。 Sansan と Eight が市場を作ったため、 「会った人を覚えておく」という需要が名刺の側に吸収されています。

結果として、英語圏で育ったパーソナルCRMは日本語対応の優先度が低いままです。 Dex も Covve も Contact Journal も、日本の App Store で英語のまま並んでいます。

**英語のまま使うのは可能です。**ただし試すべき点があります。

  • 日本語で書いた人名・店名が検索に引っかかるか
  • 通知の文面が英語で届いて、気にならないか
  • 日付の並びが違って、読み違えないか

毎日開く道具なので、言語の違いは想像より効きます。1週間試してから決めてください。

評価件数では選べない

この分野は日本語圏の利用者がまだ少なく、評価件数で切ると候補が残りません。 Dex が2件、Covve が2件、Contact Journal が0件です。

件数は利用者の多さを示しますが、自分に合うかは示しません。 代わりに、次の3つで切るほうが実用的です。

  1. **書き出せるか。**合わなかったときに、書いたものを持ち出せる
  2. **共有されないか。**ここに入るのは、本人の同意なく書いた第三者の話です
  3. **消せるか。**退会したら消える、と書いてあるか

選び方の軸については個人向け人脈管理アプリの選び方に詳しく書きました。

まとめ

「おすすめ」を探す前に、溜めたいのか、間隔を管理したいのか、思い出したいのかを決めてください。

  • 名刺を失わない → Eight
  • 疎遠を防ぐ → Dex・Covve
  • 会う直前に思い出す → 記録の中身が残る道具

日本語で使えるものは少ないので、英語のまま試すか、日本語のものを試すかも早めに決まります。 どれを選んでも、書き出せるかどうかだけは先に確かめてください。

よくある質問

結局どれがいちばんおすすめですか?

解きたい仕事で変わります。名刺を溜めて会社名で探すならEight、英語で使えて連絡の間隔を管理したいならDexやCovve、会う直前に前回の話を思い出したいなら記録側に寄った道具です。同じ「人を管理する」でも中身が違います。

なぜ日本語のパーソナルCRMが少ないのですか?

日本では「人の管理」が名刺管理として発達したためです。App Storeで「パーソナルCRM」を検索すると上位は英語のアプリが並び、日本語表示のものはほとんど出てきません。

英語のアプリでも使えますか?

使えます。ただし人名や店名を日本語で書いたときの検索、日付の扱い、通知文が英語になる点は事前に試してください。毎日開く道具なので、言語の違いは想像より効きます。

評価件数が少ないアプリは避けるべきですか?

評価件数は利用者の多さを示しますが、自分に合うかは示しません。この分野は日本語圏の利用者がまだ少なく、件数だけで切ると候補が残りません。書き出しができるかどうかで選ぶほうが実用的です。

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覚えておく係を、外に持つ。

roloは、人ごとに話したこと・自分の約束・次の予定を見返す個人向けの記録アプリです。名刺の交換や、チームでの顧客共有には使いません。

10人まで。書き出しと削除は、どの段でもできます。

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