パーソナルCRMの始め方|3人・1週間で続く人脈メモの作り方
パーソナルCRMを始めたい人へ。最初に記録する4項目、3人から一週間で試す方法、個人情報を残すときの境界を具体例とともに整理します。
3人・1週間の始め方
この記事で、先に押さえる3つのこと
- 1
全員を登録しない
- 2
事実・約束・質問を分ける
- 3
会う前に30秒だけ開く
次の接点がある三人を選び、一人につき一行の約束か質問を残します。
パーソナルCRMの意味や、連絡先管理・営業CRMとの違いは、先にパーソナルCRMの基礎ガイドで確認できます。ここでは、実際に続く形で始めるための手順だけに絞ります。
次に会うときに「前回どこまで話したか」「自分は何を送ると言ったか」を確認できるように、人・会話・約束・次の予定を結びつけるのが中心です。
連絡先管理、営業CRM、パーソナルCRMの違い
| 種類 | 主な目的 | 向いていること | 向いていないこと |
|---|---|---|---|
| 連絡先・名刺管理 | 誰と連絡できるかを知る | 名前、会社、連絡先を探す | 会話の続きや約束を思い出す |
| 営業CRM | チームで案件を進める | 商談、売上、担当、承認を共有する | 個人的な雑談を気軽に残す |
| パーソナルCRM | 自分の関係を丁寧に扱う | 前回の話、次の行動、再会の準備 | 会社の顧客台帳や評価制度 |
営業CRMにある案件金額や確度は、組織で仕事を進めるために必要です。一方、友人、知人、取引先との個別の会話で必要なのは「この人が前に話していたこと」と「自分がすること」である場合があります。
会社の顧客情報、契約条件、機密資料は、必ず会社が指定する保存先と規程に従ってください。パーソナルCRMは、それを迂回するための道具ではありません。
最初に残すのは四つだけ
始めた日に100人分を入力しようとすると続きません。次に会う予定がある三人だけを選び、次の四つを短く残します。
- 誰と、いつ、どこで会ったか
- 本人が話したこと — 事実と、自分の推測を混ぜない
- 自分がした約束 — 誰が、いつまでに、何をするか
- 次に確認したいこと — 未確認のままにする
たとえば「本を探していると話していた。こちらから候補を金曜までに送る。今読んでいるジャンルは未確認」のように書きます。「本が好きな人」と短くまとめるより、次に聞く入口と自分の対応が分かります。
使うタイミングは、会った後と会う前
記録の量より、開くタイミングが重要です。
- 会った後:記憶が薄れる前に一行残す
- 返信する前:前の約束を確認する
- 会う前:前回の話と未完了のことを一画面で見る
毎日すべての連絡先を見直す必要はありません。次の接点がある人から使えば十分です。
AIを使うなら「自動収集」より「確認できる整理」
最近はAIで会話を要約したり、次の行動を提案するCRMが増えています。便利でも、相手が言っていないことを事実として残すと、次の会話で困ります。
自動整理を使うなら、少なくとも次を確認します。
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| 元のメモに戻れるか | 要約の取り違えを確かめられる |
| 候補を編集・削除できるか | 推測を確定情報にしない |
| 音声や本文をどこへ送るか | 他人の情報を必要以上に外部へ出さない |
| 書き出し・削除ができるか | 使い方を変えるときに整理できる |
AIが関係を代わりに作るわけではありません。相手が話したことを覚えておく負担を減らし、最後に本人の今の希望を聞く余地を残すために使います。
パーソナルCRMが必要になる目安
今のメモや連絡先で困っていなければ、新しい道具は不要です。次のどれかが続くなら、試す価値があります。
- 同じ質問を何度もしてしまう
- 送ると言ったものを忘れる
- 誰と何を話したかが、複数のメモに散らばる
- 会う前に記録を探す時間が長い
まずは三人を一週間だけ試し、会う前に30秒で役立つ情報へたどり着けるかを見てください。人脈全体の道具の選び方は、個人向け人脈管理アプリの選び方、会話中心で残す場合は会話メモアプリの選び方も参考にできます。
よくある質問
パーソナルCRMは普通のCRMと何が違いますか?
チームの売上、案件、承認を管理するのではなく、個人が自分の関係と次の行動を見返すための仕組みです。会社の顧客情報を扱う場合は、個人用ではなく会社指定のCRMを優先します。
最初から全員を登録する必要はありますか?
ありません。次に会う予定がある人、返す約束がある人など三人から始めるほうが続きます。
相手の情報をどこまで記録してよいですか?
自分の約束や次の会話に必要な範囲に限ります。健康、住所、家庭の事情、推測による評価など、不要な情報は残さない判断が必要です。
この記事を書いている人が作っています
連絡先を増やす前に、次の会話につながる一行を残す。
roloは、人ごとに話したこと・自分の約束・次の予定を見返す個人向けの記録アプリです。営業チームの案件共有や、相手を評価するためには使いません。
10人まで。書き出しと削除は、どの段でもできます。